第14回定期演奏会
the 14th concert

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以降

平成7年1月16日(祝)
新潟県民会館 大ホール

指揮:小林 禎

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プログラム 


第1部 クラシックステージ
エル・カミーノ・レアル A.リード作曲   解説
わらべ唄 兼田 敏作曲   解説
南の島のトーテムポールU 田中 賢作曲   解説

第2部 クラシックステージ
歌劇「アイーダ」より
  前奏曲〜
  メンフィスの王宮の広間〜
  巫女たちの聖なる踊り〜
  アムネリスの私室〜
  凱旋行進曲〜
  バレエ音楽〜
  国王は聖なる神にかけ
G.ヴェルディ作曲   解説

あらすじ

第3部 ポップスステージ
ハリウッド万歳 R.A.ホワイティング作曲   解説
ジュ・トゥ・ヴ E.サティ作曲   解説
ディズニー・メドレーV 真島俊夫編曲   解説

楽曲紹介 


エル・カミーノ・レアル(A.リード作曲)
 スペイン語で「王道」を意味するタイトルのこの曲は、サブタイトルの「ラテン幻想」の通りフラメンコ風のコード進行で始まります。力強い主旋律をホルンが奏で、木管楽器によって繰り返され、その後、トランペットが流れるような第2テーマが演奏されますが、そのどの部分にもフラメンコのカスタネットを思わせるリズムが刻まれており、情熱的なこの曲を象徴しています。中間部は、さながら「祭りの間の静けさ」を指し示すように、ゆっくりとした哀愁を帯びたメロディーが続きます。打楽器によって速い主部が再開され、それに呼応するかのように様々な楽器があたかも眠りから覚めるようにクライマックスへと向かい、激しいリズムの連打によって締めくくられています。吹奏楽界では、全ての楽器の持ち味を生かして作曲することで有名なA・リード氏ですが、この曲も様々な楽器の特徴を十分に生かした曲と言えましょう。(ロク)

この曲を練習しての感想は、「とにかく吹き疲れる!」の一言です。ラテンリズムが難しく、苦手な部分が多いのできつい練習でしたが、ついノリで吹いて息切れを起こしている私って・・・・・・。聴きどころといえば、金管&パーカッションの踊り出したくなるような(に聞こえてほしい)リズム、木管楽器の美しい旋律。その中で、ちょこっとチェックして欲しいのは情熱的なカスタネット。・・・好きなんだな、これが!それでは、リズミカルかつパワーあふれるダイナミックスなサウンドをご堪能あれ。(ボーンの学生)


わらべ唄(兼田 敏作曲)
 テレビゲーム・携帯電話・マルチメディア・・・・・・バブル経済が崩壊したとは言え社会の変動は著しく進んでいます。文明の進歩の目覚しい発展を喜ぶ一方で、私たちは大切な何かを置き去りにしてはいないでしょうか?四季の変化に富んだこの国には、どの国にも真似のできない素晴らしい文化がありました。一つ山を越えれば、そこはその村独特の営みがありました。海あり、山あり、川あり。人がいて、家族がいて、素朴でも楽しい生活がありました。この曲は古い日本の「わらべうた」を集めて作曲された組曲です。誰もが一度は必ず聴いたことのある曲ばかりですが、私たちは、これらの素晴らしい曲を意識的に残していく必要があるかもしれません。

「子守唄」:母の背中でこの曲を聴きながら、深い眠りの世界に吸い込まれていたんだろう。赤ん坊のころの記憶はありませんが、そんな思いがしてきます。そっと目を閉じて聞いていただきたいと思います。

「山寺の和尚さん」:現在と違って限られた遊び道具しかなかった頃は、この歌を歌いながら遊んだそうです。遊び方を知っている人は、その頃の事を思い出しながら、知らない人は、どの様にしてあそんでいたか、想像を巡らしながら聴いてみてください。(ロク)

この曲は3曲から成り立っていますが、本日はその中から2曲を演奏します。「子守唄」は、本来木管のみの曲ですが、今回はしっかりとした主題をフリューゲルホルンで演奏します。お母さんが子供をあやす姿が思い浮かぶでしょうか?「山寺の和尚さん」は「子守唄」とは全く違い、明るく軽快な曲です。和尚さんが木魚をポクポク叩いている様子を曲にしたものなんでしょうか??この2曲の”味のある雰囲気”をどうぞお楽しみ下さい。(ふえ MONKEY)


南の島のトーテムポールU(田中 賢作曲)
 この曲は、新潟県が生んだ作曲家・田中賢(まさる)氏の作曲によるものです。曲名の通り、南の国に伝わる「トーテムポール神話」を題材にして、トーテムポールを崇拝する人間の、ある意味では滑稽な部分とそしてそれと同時にトーテムポールというものを媒介としながら自然と一体となって調和を保っていこうとする人間の素晴らしさを讃えた”人間讃歌”ともいえる曲です。曲は3つの部分から形成されており、トーテムポールが闇の中から光りの中へだんだんと浮かび上がり、そして最後にじゃ南の空のもとでいっぱいの光を浴びているトーテムポールが、人間を優しいまなざしで見つめながら、人間と神と接点として堂々と立っている情景となります。しかし、作曲者が「雪国新潟」の出身であるように、題名とは裏腹に何故か「雪国」を思わせる節もあるように思います。たしかに、その作曲手法の名赤には、日本的な和音で構成された部分が数多く出てきますが、それだけではない「何か」をこの曲に感じるのは私だけでしょうか?同じ邦人作曲家の曲として、先に演奏した「わらべ唄」を思い出しながら、それと対比して聴いていただくのも良いでしょう。(ロク)

私はこの曲が好きだ(った)。事実、学生の頃、定演のプログラムに推したこともある(ボツになったが)。しかし、木管の悲しさを改めて思い知らされるとは予想外であった。過去にE♭Clで演奏したことのあるS嬢も「B♭Clがこんなに大変だったとは・・・・・・」ともらした。同じパターンの繰り返しで頭の中が白くなりながら、必死に吹いているにもかかわらず、客席には余り聴こえないのだ!!この曲のポイントは、後半をいかにじわじわと盛り上げるかだろう。(「ダフニスとクロエ」の”全員の踊り”のようだ)金管の皆さんよろしくね!(いち 木管奏者の叫び)


歌劇「アイーダ」よりG.ヴェルディ作曲/淀彰・小林禎編曲)
 歌劇「アイ−ダ」は,イタリアのオベラ作曲家ヴェルディによって,スエズ運河の開通を記念してカイロに建てられた王立歌劇場の柿落としとして作曲され,187l年l2月24日に同歌劇場で初演されました。この作品は,ヴェルディの24作目に当たる大作で.作曲者自身「なすべきことは、すべてしつくした」と考えるほどの,彼の最円熟期の大傑作です.とくに第2幕第2場の凱旋行進曲は大変有名な曲となっています.本日は,全4幕の中から,前奏曲.第1幕,第2幕からのハイライトでお送りいたします。(岸本)

この曲の最初は、まず、フルートのソロから始まり、どんどん音色が広がっていきます。フルートやトランペットなど、いろいろな楽器のソロがたくさんあり、聴きどころがたくさんあります。その分、難しいフレーズがあり、団員はたくさんの練習を積んできました。私はトランペットを吹いています。ファンファーレのところなどは、楽器を響かせようと苦労しました。この曲をご存知で、つい口ずさんでしまう、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?どうぞ、お気楽にお聴きください。(トランペット女学生)

凱旋のラッパで高らかに始まる第2幕第2場の凱旋行進曲は、「勝利の行進」などの題で合唱曲ともなっているので親しみやすいのではないでしょうか。この場面も実に雄々しいのですが、次に続くバレエ音楽(テンポの速くなるところです)は、オペラではちょっと滑稽で、でも、とても優美なバレエが繰り広げられるのです。そんな素敵な場面も思い描きながらお聴きください。登場人物が歌うは面は、オペラ歌手が歌うのと同様、それぞれの楽器が歌い上げています。オペラの舞台ではどんな風に歌われているのか、少し注意して聴くとおもしろいと思います、我がウインドオーケストラが誇るオペラ歌手(音色ですね)をどうぞお楽しみください。(クラリネット たかこ)


歌劇「アイーダ」 あらすじ 

第1幕 第1場:メンフィスの王宮の広場

エジプトとエチオピアはナイル河の水利権が因で争いが絶えない。エチオピア軍がまた侵攻を始めている。祭司長ランフィスは、神託により若い将軍ラダメスが攻撃の総大将に命じられたと語る。
ラダメスは必ず勝ち、その褒美に王女アムリネスに仕える女奴隷アイーダをもらい、嫁にしたいと思っている。
ラダメスとアイーダは人知れず愛し合っていたのだ。
ところが!王女アムリネスもラダメスを密かに恋していることからややこしい。アムリネスは、女の直感でラダメスが他の女を愛しているのではと思う。
国王は、ラダメスを総大将に命じる。心勇むラダメス。居並ぶ人々は若い将軍を激励する。アムリネスは心に思うラダメスの勝利を絶対信じている。
広場から皆が去った後、一人残るアイーダ。彼女の気持ちはとても複雑なのだ。というのも、アイーダは実はエチオピアの王女なのである。恋人のラダメスが大勝すれば母国の敗北であり、国の軍勢が勝てば彼を失うことになる。心は千々乱れながらも、やはり、ラダメスには勝って帰ってほしい。
「勝ってお帰りを・・・!」と悩みつつ歌うのだった。
 

第1幕 第2場:神殿の内陣

厳かな祈りの歌が聞こえてくる。巫女たちは、エジプト軍の勝利を祈ってかみに踊りを捧げている。
祭司長ランフィスは、神から賜った剣をラダメスに与える。神秘的な聖別の儀式である。将軍と兵士たちの武運が祈られるのだった。
 

第2幕 第1場:アムネリスの私室

エジプト軍の勝利のニュースが入る。アムリネスは、凱旋の祝賀に向かうため化粧をあらため、衣装の着付けに余念がない。
かいがいしく立ち働く侍女たち。アムリネスが美しく装われたところへアイーダが入ってくる。とても悲しげな様子で・・・・・・。
ここでアムリネスは、アイーダの本心を探ろうと
「ラダメスは戦死したのよ」
と、嘘を言いつつ、相手の様子を観察する。優しげな言葉をかけながら、その目は鋭い。
「ラダメスは、お前の国の戦士が!」
と聴いた時、アイーダはうろたえ悲しむ。
それを見て取ったアムリネス。自分の疑いが間違いなかったことで激しく怒りを募らせる。
「おまえの恋などは思い上がり。身分の違いも甚だしい。卑しい女奴隷の身で何と言うこと。私にはお前のさだめくらいいくらでも左右する力がある。」
と、アムリネスは燃え立つジェラシーに胸を焦がして高飛車に言いつのるのだ。
アイーダは、
「私の生きがいは、あの方への愛だけ。哀れみを。」
と懇願するのだが、アムリネスは全く聞く耳を持たない。
私とて、エチオピアの王女、と危うく口に出そうになるアイーダだが、じっと耐える。
はるかに聞こえてくる凱旋の行進。アムリネスは、
「お前を男に渡すものか!」
と、立ち去る。
アイーダは、神よ哀れみを、とひたすら祈り続ける。

第2幕 第2場:テーベの城門前

高らかに吹奏される凱旋ラッパ。人々は歓呼して兵士たちを迎える。戦利品が、適の奴隷たちが次々入場する。
凱旋軍も意気揚々とした行進。王もアムリネスも誇らしげに見守る。エジプトの民衆たちは、
「エジプトと聖なる国土の守護神 イシスの女神に栄光あれ」
と高唱する。
ラダメスの雄々しい姿。戦勝の褒美は何を、王に問われ、何とぞ捕虜を自由の身に、と願う。
アイーダの悲しげな面持ちで捕虜たちを眺めれば、なんと!そこには父アモナズロの姿もあるではないか!!
アモナズロとアイーダはエジプト王に慈悲を乞うのだが、祭司長ランフィスたちは反対する。
そこで、王はアモナズロを人質にし、他の捕虜たちを解放するのだった。アモナズロは死んだと偽ったのだ。
国王は、ラダメスにアムリネスをめとり、やがてこの国を治めるようにと申し渡す。
「私の夢がかなえられた!」
と望みがかなって狂喜するアムリネス。アイーダに女の戦いで勝ったのだ。
人々の喜びの中、悲しみにくれるアイーダだった。
喜びと悲しみが交錯する幕切れとなる。


ハリウッド万歳(R.A.ホワイティング作曲)
 この曲は、始めから終わりまで管楽器の音色を存分に楽しむ事ができます。私は、今バンドに入って以来、久しぶりに鍵盤楽器に触れる事になった曲で、嬉しいような、心配のような、そんな気分で演奏しています。でも、とても楽しい曲なのでついつい踊ってしまうんです。聴きどころを言えば、ウ〜ン・・・金管楽器、特にトランペットの音色でしょうね、やっぱり。ハリウッドの華やかなネオンサインや、賑やかな空気そのものを感じ取る事ができるはず。そして、見所といえば、私たち団員のニコニコ顔(^_^;)かな・・・。ステージ一杯の活気あふれるハリウッドの世界を、ぜひ、目と耳と心で味わってくださいね。(たいこのゆきうさぎ)

ジュ・トゥ・ヴ(E.サティ作曲)
 軽やかに始まるこの曲は、変わり者のサティがポーレット・ダルティという女性シャンソン歌手のために作った曲です。題名が「あなたがほしいの」と訳される事もあるように、夢中になった男性に語りかける女性の口説きの曲なのです。私は、何となく、ちょっと気まぐれで、わがままな黒ねこのような女性を想像しながら吹いているのですが・・・。皆さんはどんな女性をそうぞうしますか。(Cl.R.K)

ディズニー・メドレーV(真島俊夫編曲)
  この曲は、ディズニーの音楽7曲によって構成されているメドレーで、何となく聴いた事のある曲ばかりです。ですから、曲のイメージをつかみやすく、初めて楽譜をもらったときにはフィーリングで何とか演奏する事ができました。この曲で苦労したところは、テンポの速い部分でシャープがたくさんあり、しかも、細かい音符で微妙にリズムが違ってくる「くまのプーさん」と「お砂糖ひとさじで」でした。この部分は、本当に注意して演奏しないと、禎さんの指揮からおいていかれてしまいます。この曲は、ほとんどの人が知っているので、少しでもミスをしたらばれてしまいそうでちょっとビビッテいます。(-15℃の世界 帯広の男)

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