第20回定期演奏会
the 20th concert

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以降

平成9年12月21日(日)
新潟テルサ ホール

指揮:小林 禎

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プログラム 


第1部 クラシックステージ
喜歌劇「軽騎兵」序曲 F.V.スッペ作曲   解説
ロマネスク J.スウェアリンジェン作曲   解説
アレルヤ!ラウダムス・テ A.リード作曲   解説

第2部 クラシックステージ
歌劇「仮面舞踏会」より G.ヴェルディ作曲   解説
組曲「仮面舞踏会」全曲 A.I.ハチャトゥリアン作曲   解説

第3部 ポップスステージ
サンタが町にやってくる(Santa Claus Comin' To Town) 解説
グレン・ミラー・メドレー 解説
男はつらいよ 解説
(アンコール)スーダラ伝説 解説

楽曲紹介 


喜歌劇「軽騎兵」序曲(F.V.スッペ作曲)
 F.V.スッペ(1819〜1895)は、喜歌劇(オペレッタ)や通俗的な音楽の作曲家としてウィーンで活躍した人物です。この喜歌劇はコスタの台本による2幕のものです。1866年に完成されたこのオペレッタ「軽騎兵」は彼の代表作の1つとして知られ、バラエティに富んだ音楽的素材を巧みに駆使することによって、華やかな軍人生活を描きあげた作品です。この序曲は、軽騎兵の勇ましい姿を表すトランペットとホルンの斉唱によって始まり、劇中の5つの主要旋律を効果的に引用しつつ力強く展開されます。

ロマネスク(J.スウェアリンジェン作曲)
 ジェイムズ・スウェアリンジェンはオハイオ州グローブ市にある高校のバンド・ディレクターをしています。毎年出版される彼の作品は日本でも大変有名です。日本のコンクールでは最も多く演奏される作曲家の一人です。本日演奏する「ロマネスク」は、コンクールでよくとりあげられるタイプとは、ちょっと違う雰囲気の曲です。

アレルヤ!ラウダムス・テ(A.リード作曲)
 この曲のタイトルは「アレルヤ!御身を讃美し奉る」という意味で、神を敬う心を表した曲と言って良いでしょう。1972年に作曲され、翌年に初演されています。 作曲者自身、この曲の事を次の様に述べています。「この曲は歌詞のない神への讃美歌です。曲には3つの主題が現れます。第1主題は金管楽器によるどっしりとしたコワイア、第2主題はホルンと木管楽器による長いうねうねした旋律、そして第3主題は、初めトランペット・セクションのファンファーレとして現れ、後に、次第に各セクションに発展します。初めの2つの主題はリズミカルな第3主題に受け継がれ、再び第2主題に移ります。この部分からオルガンを加えることもできます。そしてもう一度第1主題に戻り、輝かしいCodaに入って終わります。」美しい旋律に満ち、まさに「歌詞のない神への聖歌」とも言えるこの曲を心行くまでお楽しみください。

歌劇「仮面舞踏会」より(G.ヴェルディ作曲)
 ヴェルディの名前を聞けば、オペラファンなら誰しも胸をときめかせることでしょう。「リゴレット」、「椿姫」、「アイーダ」などの数々の魅力的なオペラによってその名を知られています。この「仮面舞踏会」は、彼の21作目のオペラで(44歳の時に作曲)、まさに円熟期の作品です。本日はその中から「プレリュード(第1幕への前奏曲)」と「舞踏会の饗宴」をお送りします。

〜あらすじ〜 ボストンの知事リッカルドは、彼の秘書レナートの妻アメーリアを密かに愛している。黒人の占い女ウルリカを訪ねたリッカルドは「今から最初に握手した者に殺される」と予言されるが、それとは知らずに握手した相手はレナートであった。リッカルドと妻アメーリアとの密会の現場を見て激怒したレナートは、リッカルドに恨みを持つ者たちの仲間に入り、リッカルドの屋敷で行われた仮面舞踏会でリッカルドを刺す。リッカルドはアメーリアとの仲は潔白だったと言い残し、息を引き取る。

@プレリュード:これから始まる悲劇を暗示する様な短い前奏曲で、この中にオペラの3つの重要な主題が現れます。第1の主題はリッカルドに対する民衆の敬意を表し、第2のスタッカートの主題はリッカルドに対する謀反の心をもつ連中の激しい敵意を表し、第3の主題はリッカルドとアメーリアの愛情を表します。
A舞踏会の饗宴:第3幕の舞踏会の場面で演奏される音楽で、賑やかな舞踏会の様子を思い浮かべることができます。

組曲「仮面舞踏会」全曲(A.I.ハチャトゥリアン作曲)
 ハチャトゥリアンは、旧ソ連のコーカサス地方の出身で、「ガイーヌ」や「スパルタクス」といったこの地方の民族音楽を素材にした生命力にあふれる作品を数多く作曲しています。この組曲「仮面舞踏会」は、彼の作品にしては西欧の舞踏音楽の影響を強く感じさせるものになっていますが、独特の強烈なリズムや、半音階と複旋律における東洋的要素などハチャトゥリアンらしさをいたるところで感じることができます。 作品はロシアの作家レールモントフの同名の戯曲につけた音楽から5曲の組曲に編曲されたものです。劇は、帝政ロシアの貴族社会の虚偽と腐敗を描き、その中で嫉妬にかられた夫が、愛する妻を殺してしまうという悲劇です。1941年に作曲され、1943年に組曲に編曲されました。

@ワルツ:舞踏会の光景を彷彿とさせる音楽。憂愁を帯びた導入の旋律が歌い出された後、雰囲気を盛り上げてから、ワルツの主題が奏でられ、華やかさを増していく。
Aノクターン:金管楽器の和音で重々しく始まり、夜の静けさを表すうちに、ソプラノサックスによって美しい旋律が奏でられる。
Bマズルカ:4小節の全合奏の華麗な導入に続いて、マズルカの軽快な旋律が始まる。これは打楽器を加えて豪快な発展を見せる。
Cロマンス:ハチャトゥリアンの東洋民族的特質と、叙情性が極度に発揮された曲。中間部でトランペットの旋律が印象的に挿入される。
Dギャロップ:全楽器によるフォルテッシモで開始され、すぐに強烈なリズムが刻まれ始める。木管楽器がヒステリックなギャロップの主題を吹き、これを中心に熱狂的に進展し、次第に速度を増し、華やかなCodaで曲を終わる。

サンタが町にやってくる(Santa Claus is Comin' To Town)
 「いい子にしていないとサンタクロースが来てくれないよ」という内容の童謡風のクリスマス・ソングです。ヘイヴン・ガレスピーの作詞、J.フレッド・クーツの作曲で1934年に作られ、ジョージ・オルセン楽団によって紹介されました。その後、多くの楽団や歌手がレパートリーに取り入れましたが、中でもビング・クロスビーの歌は有名です。もちろんこの時期タイムリーな1曲ですね。

グレン・ミラー・メドレー
 ビッグバンド全盛期に活躍したグレン・ミラーとその楽団。彼の経歴を紹介しはじめたらきりがありませんが、第二次世界大戦ももう終わろうという1944年12月に、フランスからイギリスに渡ろうとして不帰の人となったのは有名な話です(詳しくは映画「グレン・ミラー物語」を見ましょう)。グレン・ミラー楽団の演奏で有名な、「茶色の小びん」、「イン・ザ・ムード」、「タキシード・ジャンクション」、「アメリカン・パトロール」、最後に「ムーンライト・セレナーデ」をお送りします。最後の「ムーンライト・・・」は今放送中のドラマ(まだおわってないよね)「シングルス」のテーマ・ソングになっています。・・・ということでこれも一応タイムリーな1曲ということになります。(ちょっとこじつけっぽいけど)。 

男はつらいよ
 今まで、お正月映画といえば「寅さん」と言うことで、ちょうど今頃宣伝され、私たちの耳にこの曲が聞こえていたはずです。・・・では私たちが演奏してみなさまに聴いていただきましょう。 以下に今回の配役について本人の言葉を紹介いたしましょう。
私はなぜ寅次郎か
1997年10月26日、白根市立臼井小学校の文化祭。わが新潟ウインドオーケストラによる招待演奏がおこなわれた。話は招待演奏当日より数週間さかのぼる。私と当新潟ウインドの常任指揮者tei氏は、新潟市内某所で日本酒を酌み交わしていた。招待演奏の選曲も話題にのぼる。プログラム中の演歌・歌謡曲系の曲がちょっと悩むところ。「男はつらいよ」の楽譜は配ってあり、音も出した。ただ問題は歌。すでにtei氏は「寅さん歌う人がいればこれやるよ」と宣言していた。 たぶん交わされたのはこんな会話だ。「寅さんもねえ、いいんだけど歌うヤツが…」「うーん、なかなか芸達者なのがいないねぇ」「いざとなるとねぇ」「俺やろうか?」・・・・・たぶん、と言ったのは、いいかげん酔っぱらっていた私はこの発言を覚えてないからだ。しかし次の練習でtei氏は言った。「寅さんやるから。練習してね。」

(アンコール)スーダラ伝説
 アンコールで演奏したこの曲は、あの植木等が唄う「スーダラ伝説」。みなさんもカラオケで唄った経験があるのではないのでしょうか?「スーダラ節」から始まり「無責任一代男」、「学生節」、「だまって俺についてこい」、「これが男の生きる道」、「ウンジャラゲ」、「ハイそれまでョ」と続き、再び「スーダラ節」に戻って終わります。「ウンジャラゲ」では志村けんと田代まさしが踊っていた「ウンジャラゲダンス」を、当団のダンシングチームがご披露しました。会場のみなさんも楽しんでいただけた事と思います。新潟ウインドオーケストラとして、今回の演奏会で一番力を注いでいたのがこの「スーダラ伝説」だったりして・・・!?。

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