第24回定期演奏会
the 24th concert

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以降

平成11年12月5日(日)
りゅーとぴあ コンサートホール

指揮:小林 禎

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プログラム 


第1部 クラシックステージ
喜歌劇「こうもり」序曲 J.シュトラウス作曲   解説
歌劇「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ” G.プッチーニ作曲   解説
ドラゴンの年 P.スパーク作曲   解説

第2部 クラシックステージ
ハンガリー民謡「くじゃく」による変奏曲 Z.コダーイ作曲   解説

第3部 ポップスステージ
トランペット・ブルース&カンタービレ 解説
ムーン・リバー 解説
クリスマス・フェスティバル 解説
デューク・エリントン・メドレー 解説

楽曲紹介 


喜歌劇「こうもり」序曲(J.シュトラウス作曲)
 作曲者のヨハン・シュトラウス2世(1825〜1899)は、ウィンナ・ワルツに高度な芸術性を盛り込むことに成功し、「ワルツ王」と呼ばれて親しまれている人物です。彼はワルツだけでなく、さまざまなオペレッタ(喜歌劇)の作曲でも大きな成功をおさめていて、代表作がこの「こうもり」ということになります。「喜歌劇」とは、通常の歌劇よりは、軽い内容で、大衆的な作品のことです。この序曲は劇中の聴かせどころを集めて作られています。元気よく開始され、華やかなワルツやにぎやかなポルカが次々と顔だし、華やいだウィーン情緒を豊かに漂わせている、魅力的な作品となっています。

 序曲が大好きな私。いろんな序曲をこれまで演奏してきましたがこの“こうもり序曲”は、一番Soloに関して指導を受けた曲です。(ちなみに一番練習した序曲はロッシーニの絹のはしご序曲・・)その成果を存分に発揮できるように気合いをいれてがんばります。本日の一曲目です。ご期待ください。
Oboe ハニー(ささお)

歌劇「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ”(G.プッチーニ作曲)
 イタリア歌劇において、G.ヴェルディ以降における最大の作曲家であるジャコモ・プッチーニ(1858〜1924)の作品は、心に切々と訴えかける叙情的なメロディーの魅力と劇的表現の鋭さによって、世界中の人に愛されています。彼の最後の歌劇となったこの「トゥーランドット」は、タタールの王子カラフが、美しいが冷たい心をもったトゥーランドット姫の課した3つの謎を解いて彼女と結婚するという物語です。この“誰も寝てはならぬ”は、歌劇の第3幕において、トゥーランドット姫への愛と勝利を確信したカラフによって歌われます。“誰も寝てはならぬ”という言葉は姫が市中の民に対して発した命令です。

 アリア「誰も寝てはならぬ」は男性の歌で 力強い勝利の歌ということですがなかなか力強さを表現出来ず苦労しています。この原稿を書いているときは本来のアリアにはほど遠く「まだまだ」といった感じで今回の本番ではかなり緊張して吹くことになると思います。それでもウインドをバックに歌を歌うのはとっても楽しくやり甲斐があります。今日のテーマは「楽器のSoloではなく声楽に如何に迫るか」です。ではどうぞお聴き下さい。
Tp.鈴木孝一

ドラゴンの年(P.スパーク作曲)
 作曲者のフィリップ・スパーク(1951〜)は王立音楽カレッジでトランペット、ピアノ、作曲を修め、デビューするや、その才能は世界中に認められるようになりました。曲は「トッカータ」「間奏曲」「フィナーレ」の3つの楽章で構成されています。第一楽章「トッカータ」は、要所要所の鋭利なアクセントが印象的で、躍動感に満ち溢れた楽章です。第二楽章の「間奏曲」は讃美歌の様に美しい楽章です。終結部から休むことなく第三楽章に移ります。「フィナーレ」は各楽器の細かい動きがテンポに乗り、途中いくつかのソロ部分を加えながら、圧倒的なクライマックスへと突き進んで行きます。

 この曲はウェールズの歴史のある金管バンド「コーリー・バンド」の委嘱により1984年、同バンドの結成100周年記念作品として1984年に作曲され、翌1985年に作曲者自身の手により現在の吹奏楽バージョンが完成された。したがってこの曲のオリジナルは金管バンドの為の曲だったということだ。この曲のタイトルはウェールズの国の紋章“レッド・ドラゴン(赤い龍)”を指しており、ちなみにいつぞやの同名の中国マフィアを暑かった映画とは一切関係なく、もちろん干支の“たつ”とも無関係である。無関係ではあるが来年はその“たつ年”。全国各地でこの曲が聴かれるのだろうか。それでは一足早く「ドラゴンの年」をお聴きあれ。
Perc.ふじい

ハンガリー民謡「くじゃく」による変奏曲(Z.コダーイ作曲)
 現代ハンガリーの世界的大家、ゾルダン・コダーイ(1882−1967)によるこの作品は、「アムステルダム・コンセルトヘボウ」の50周年記念に委嘱されたもので、1939年に初演されました。1939年の東欧は、ナチスドイツの圧迫が頂点に達した時期でしたが、かつてトルコに抑圧されていたマジャール人が自由への熱望を歌った古い民謡「くじゃくは飛んだ」に、反ファシズムの立場をとっていたコダーイが圧迫からの解放の願いをこめたのでは、と言われています。

飛べよくじゃく
牢獄のうえに
あわれな囚人たちを
解放するために

くじゃくは飛んだ
牢獄のうえに
だが囚人たちは
解放されなかった

くじゃくは飛んだ
牢獄のうえに
あわれな囚人たちを
解放するために

 皆さんは、くじゃくというと、どんなイメージがするでしょう?昔(といっても私が小学生=15年位前)、大中国展という中国の特産展で親がくじゃくの羽根を買ってきて、とても気に入っていたのか、しばらく玄関に飾ってあった。本物だったかはわからないけど、とてもステキな色をしていました。ある日、練習にて(楽譜を指さして)“このへんってなんかくじゃくが飛んでいるみたいだと思わねー”“ところで、くじゃくって飛ぶんだぁ?”そう、くじゃくは飛ぶんですって。私は最近まで知りませんでした。はじめて聴いた時はあまりインパクトがなくてつまらなそうに感じたけど、“かめばかむほど味がでる”スルメイカのように。所々に出てくる民謡ちっくな所、そして壮大なイメージが湧く所とか、今では大好きな曲です。各々のSoloとくじゃくのように羽ばたいていく禎さんの指揮もお楽しみ下さい。

Cl.よしこ

トランペット・ブルース&カンタービレ
 ジャズ史上、あのルイ・アームストロングに匹敵するトランペットの輝かしい技巧の持ち主、ハリージェームスのレパートリーの一つです。比類なく太くまろやかで超速のトランペットのサウンドをお楽しみください。

ムーン・リバー
 映画音楽史に一時代を築いたヘンリー・マンシーニの代表作「ティファニーで朝食を」では、主演のオードリー・ヘップバーンのギターを弾きながら歌う「ムーン・リバー」のシーンが印象的です。今回のアレンジでは、ボサノヴァのリズムにのった、涼し気なフルートのソロを皮切りに、まるでパーティが始まったかのようにそれぞれの楽器が騒ぎだすという、実ににぎやかな音楽になっています。もちろん美しいラヴ・ソングもあり、その神秘的なメロディーはみなさんの心を奪ってやまないことでしょう。

クリスマス・フェスティバル
 「もろびとこぞりて」のはじまり、「広場を飾ろう」「神は汝らを楽しく休ませたまえ」「ヴィンセラスは良い王様」「あめには栄え」「きよしこの夜」「ジングル・ベル」「神の御子はこよいしも」の8曲のクリスマス・ソングメドレーです。もう12月ですから、街のどこかでもうこんなおなじみのメロディーが流れてくるころですね。1900年代最後のクリスマスは、どんなふうにすごしますか?

デューク・エリントン・メドレー
 今年、1999年はデューク・エリントン生誕100周年という記念すべき年です。カウント・ベイシーとともにビッグバンドの黄金時代を築いた彼は、モダンなハーモニーと強力なバンド・サウンドを追求し続けたジャズ界の巨人です。彼の音楽を、20世紀最大の音楽と呼ぶ人さえいます。 今回はそんな彼のレパートリーの中から、オーヴァチュア〜昔はよかったね〜ソフィスティケイテッド・レディ〜パーディド〜ロッキン・イン・リズム〜スイングがなければ意味がない、のメドレーでお楽しみください。

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