第25回定期演奏会
the 25th concert

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以降

平成12年4月29日(祝)
りゅーとぴあ コンサートホール

指揮:竹内公一、小林 禎
 
グリーンコンサート(合同演奏会)
〜総勢100名による、2楽団ジョイント大演奏会〜


新潟市民吹奏楽団    第59回定期演奏会
新潟ウインドオーケストラ 第25回定期演奏会

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プログラム 


第1部
音楽祭のプレリュード A.リード作曲   解説
春になって王たちが戦いに出るにおよんで D.R.ホルジンガー作曲   解説
詩的間奏曲 J.バーンズ作曲   解説
華麗なる舞曲 C.スミス作曲   解説

第2部
宝珠と王の杖 W.ウォルトン作曲   解説
交響詩「ローマの松」 O.レスピーギ作曲   解説

ポップスステージ
アフリカン・シンフォニー 解説
聖者のハレルヤ 解説
炎のランナー 解説
76本のトロンボーン 解説

楽曲紹介 


音楽祭のプレリュード(A.リード作曲
 吹奏楽界の作曲家として最も有名なひとりである、A.リード。この曲は、数多くの彼の作品の中でも代表作と言えるものです。日本では昭和45年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲として取り上げられて以降、広く演奏されています。コンサートのオープニングとして最適な曲であると言えるでしょう。曲は、開始の輝かしいファンファーレからダイナミックな終幕まで、賑やかな音楽祭の雰囲気を表した生き生きとした内容で描かれています。その親しみやすくやかりやすい音楽的内容と、それに加えて無理なく演奏しやすい楽器法が、この曲の演奏効果をより高めています。

春になって王たちが戦いに出るにおよんで(D.R.ホルジンガー作曲
 この曲は旧約聖書の歴代誌上巻にある、ダビデ王(B.C.1011-972年頃の人物で、イスラエル王国の建設者)の軍隊の襲撃の物語をもとにして作られました。
<ヨルダン東方にあるアンモン人の国の王が、ダビデ王の有効の使者を捕らえた。そこで司令官ヨアブは軍勢を率いて彼らの地に攻め込み、その首都ラバを包囲、攻略、破壊した。ダビデは彼らの王の冠を奪った。金でできており、多くの宝石が散りばめられたその冠は、ダビデの頭を飾ることになった。また、彼はアンモンの人々を殺すことなく捕らえ、のこぎり、鉄のつるはし、斧などを持たせて奴隷として働かせた。それからダビデと兵士達は皆、エルサレムに凱旋した。>
激しい曲調、そして曲中の各テーマは、これらの物語を連想させるものとなっています。ちなみに、「春にはって・・・」というこの長いタイトルは、この物語が記されている第20章の冒頭の一節をそのまま用いたものです。

詩的間奏曲(J.バーンズ作曲
 アダージョのゆっくりとしたレガートで始まるこの曲は、叙情感溢れる美しい旋律とハーモニーを持っています。これは躍動感たっぷりの作曲が中心であるバーンズの、新しい魅力を垣間見る思いのする作品です。アップテンポやフォルテッシモが中心の吹奏楽オリジナル作品の中にあって、このように一環してゆったりとしたテンポでメロディックに歌いあげる曲は、そのバンドが持つ歌心を引き出す絶好のレパートリーです。

華麗なる舞曲(C.スミス作曲
 この作品は、ワシントンの米国空軍軍楽隊(The United States Air Force Band)の委嘱で作曲され、同バンドと指揮者のジェイムズ・M・バンクヘッド少佐(当時)に捧げられ、1987年に初演されました。原題"DANCE FOLATRE"はフランス語で「快活な舞曲」という意味で、スミス自身がつけた英語のサブタイトル"Exuberant Dance"も「溢れるばかりの」、「元気に満ちた」、「喜色に溢れた」などという意味ですが、日本では一般的に『華麗なる舞曲』と呼ばれています。『フェスティバル・ヴァリエーションズ』と並ぶスミスの代表曲で、バンドの各楽器セクションの力を最大限に発揮できる曲です。

宝珠と王の杖W.ウォルトン作曲
 この曲は現在の英国女王クィーンエリザベスU世の戴冠式に際して作曲されたものです。原題"Orb and Sceptre"のOrbは十字架付きの宝珠で、Sceptreは王の持つ杖であり、戴冠式における君主の忠誠を象徴しています。1953年6月2日、ウェストミンスター寺院で、Adrian Boultの指揮のもと、戴冠式において初演されました。この曲の様式、形態、誇り高い威厳のある雰囲気は、Edward Elgar作曲の"威風堂々"のような、典型的なイギリスの儀式音楽・法典音楽に取って代わるに値する・・・とも言われています。

交響詩「ローマの松」(O.レスピーギ作曲
 ローマといえば古都で、多くの遺跡がある事で有名です。最近は若い日本人サッカープレイヤーがローマのクラブチームに移籍して話題になりました。作曲者であるレスピーギは、作曲者として認められるようになって以降、そのローマで生涯過ごすことになります。この「松」を含む「祭」「噴水」のいわゆるローマ3部作はローマを生活の場としていたレスピーギだからこそ作曲し得た作品ということができます。「松」についてレスピーギ自身は、「この曲で私は、昔の追憶と幻想を呼び起こす出発点として自然を用いました。特徴をもって何世紀にもわたってローマの風景を支配してきたこの樹木は、ローマの生活の主な事件の生きた証人なのです。」と語っています。

アフリカン・シンフォニー
 アフリカの自然を描写してシンフォニック・ポエム風にまとめてあります。躍動するパーカッションのリズム、壮大な広がりを感じさせる神秘的なメロディーが印象的です。雄大なジャングル、そして悠然とした野生動物たちの姿などを思い描きながらお聞きください。

聖者のハレルヤ
 小林禎氏にこの曲についてのコメントを頂きました。「聴いたそのまんまじゃん。」さて、どんな曲かはお楽しみに。

炎のランナー
 映画「炎のランナー」は、第一次世界大戦後のイギリスで、1924年のパリ・オリンピックに向けて自己の信条に基づいて走る2人の青年の人生を描いた感動作で、1981年度のアカデミー作品賞、脚本賞など数賞を受賞しています。この作品は作曲部門でもアカデミー賞を受賞しています。手掛けたのはギリシャの作曲者、ヴァンゲリス・パパサナシューです。この曲はロサンゼルス・オリンピックの開会式でフルオーケストラで演奏され、また1997年にギリシャで行われた世界陸上の開会式ではヴァンゲリス自身の手によって演奏されました。ご存知の方も多いと思いますが、原曲ではこの曲に電子楽器やピアノが使用されています。管打楽器でどう表現するかがポイントのひとつになるかもしれません。

76本のトロンボーン
 ブロードウェイ・ミュージカルでは一番有名なマーチで「ザ・ミュージックマン」で使われたものです。音痴の楽器セールスマンが少年バンドの結成を呼び掛け、それでしこたま儲けるのですが、後に化けの皮がはがれてしまいます。しかしその時子供たちがトロンボーンを持ってパレードして来、例え音痴でも彼が街の人に寄せた好意が認められる、という微笑ましい物語です。そしてこの曲は、そのパレードのテーマソングとなっています。