第29回定期演奏会
the 29th concert

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以降

平成14年4月28日(日)
新潟市音楽文化会館 ホール

指揮:小林 禎

 
アメリカ特集

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プログラム 


第1部 クラシックステージ
アメリカの挨拶 M.グールド作曲   解説
西部の人々 H.ワルターズ作曲   解説
アメリカ変奏曲 C.アイビス作曲 W.シューマン編曲 解説

第2部 ポップスステージ
刑事コロンボ     解説
クラリネット・キャンディ     解説
星に願いを     解説
アメリカン・グラフィティ]     解説

楽曲紹介 


アメリカの挨拶(M.グールド作曲)
 一般的には『アメリリュート』という曲名で知られるこの曲は、”ジョニーが凱旋するとき”という曲の旋律を用いた変奏曲になっています。この”ジョニーが凱旋するとき”は、合衆国連合軍の陸軍軍楽隊長パトリック・ギルモアが1863年に書いたカン・サと言われている曲で、町中が兵士らの勝利の帰還に沸き立ち、鐘をならして歓迎するという内容の典型的な勝利の行進曲です。モートン・グールドは古き良きアメリカをテーマに曲を作ることが多いと言われていますが、この曲もアメリカらしい、単純明快でダイナミックな曲です。
 また、この曲は映画『ダイ・ハード3』でも使われていました。

西部の人々(H.ワルターズ作曲)
 この曲は、1956年に出版されたスクールバンド向きの序曲で、5つの部分からなっているにも関わらず、接続曲風に仕上がっているので一つのストーリー性を持っています。主要主題は、アメリカ民謡として広く知られ、西部開拓時代から愛唱された「赤い河の谷(レッド・リヴァー・ヴァリー)」です。木管楽器群のハーモニーで始まる序奏の後、第1部に入り。「赤い河の谷」の旋律をサクソフォーン、クラリネット、バリトンなどの中音域で朗々と歌い上げます。次にゆったりとしたワルツの第2部、平和な生活と収穫を感謝して祈るようなコラールの第3部。第4部は、一転して独特な太鼓のリズムにのってインディアンの襲撃を思わせるようで、第5部はあたかも勝利の賛歌を歌い、明日に向かって力強く前進する開拓者の姿を描いているようでもあります。

アメリカ変奏曲(C.アイビス作曲/W.シューマン編曲)
 『アメリカ変奏曲』というと、アメリカ国歌によるものかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、聴いていただくとお分かりのようにイギリス国歌です。
 では、なぜ「イギリス」なのでしょう?
 現在のアメリカ国歌が制定されたのは1931年だそうです。それまでは、準国歌的な歌が4曲あり、それぞれ歌われていたようです。そのなかに、今の国歌(星条旗)もあったのですが、イギリス国歌の旋律を借りたその名も「アメリカ」という曲も含まれていたのです。ということで、イギリス国歌が何度も繰り返されるこの曲が、確かに『「アメリカ」変奏曲』ということになるのです。
 もともとこの曲は、オルガン曲だったそうですが、アイブスと同じアメリカのウィリアム・シューマンが管弦楽編曲をし、世の中に知られています。

刑事コロンボ
 アメリカで製作され、世界中で大ヒット。誕生から30年をすぎた今なお根強い人気を誇る、ピーター・フォーク主演の推理ドラマです。日本でも、70年代半ばにNHKで放送されていましたが、今では金曜ロードショーでお馴染みですね。
 「刑事コロンボ」と聞いただけで、ヘンリー・マンシーニのあの曲(NBC「サンデー・ミステリー・ムービー」テーマ曲)が頭の中でなり始めている方もいらっしゃることでしょう・・・。

クラリネット・キャンディ
 題名のとおり、4本のクラリネットが大活躍する可愛らしい曲です。
このキャンディという言葉は、そのまま飴やチョコレートのことを指しているようで、キャンディを食べるときの、あのうきうきとした気持ちを音楽で表すとこうなる、ということかもしれません。
 作曲者のルロイ・アンダーソンは、他にも「そりすべり」や「トランペット吹きの休日」など有名な曲をたくさん書いています。また、楽器以外の音を用いた曲も多く、「サンド・ペーパーバレエ」「シンコペイティッド・クロック」などがあります。どの曲も親しみやすく、ユーモア感覚に溢れていて、アメリカの作曲家ならでは、といえるのではないでしょうか。

星に願いを 
 イタリアのある田舎町を舞台にした、ディズニー映画『ピノキオ』は、ジミニー・クリケットの「星に願いを」の歌で幕が開いてゆきます。作曲はリー・ハーリン、作詞はネッド・ワシントンで1940年につくられました。そしてジミニー・クリケット演じるクリフ・エドワーズが歌い、当時アカデミー主題歌賞を受賞しております。
 この曲は本当に素敵な曲です。やさしく、心が落ちつき、その流れるようなメロディーは、私たちの心の中を忘れていた何かを思い出させてくれるはずです。

 あなたが星を見上げて願いをかける時
 あなたがどんな人でも違いはありません
 (あなたがどんな人でもかわりないのです)
 あなたの心の中にある願いのすべては
 あなたへとやってくるでしょう
 (願いは全て叶えられるでしょう)

アメリカン・グラフィティ]
 1950年代から1980年代にかけてアカデミー賞を受賞、または、ノミネートされた曲の中から3曲をメドレーでお送りします。
 1曲目、『エンター・ティナー』。映画「スティング」のテーマ曲です。1974年には全米ポップチャートのトップ10にも顔を出したこともあります。曲名は知らなくても聴けば必ず耳にしたことがある、とても有名な曲です。
 2曲目『モナリザ』。1986年、同名の映画のテーマ。ナット・キング・コールの歌にのせて描かれるニール・ジョーダン監督の異色のラブ・サスペンス。ボスの身代わりとなり刑期を終え出所してきたばかりの男ジョージは、黒人高級娼婦シモールの運転手という仕事をもらう。初めは反発し合う二人だったが、やがて友情が芽生え・・・。
 3曲目『雨に唄えば』。かなりクラッシックなミュージカル映画作品。ジーン・ケリー扮するドンがデビー・レイノルズ扮するキャシーに対する愛しさから、どしゃ降りの雨の中、街角で一人踊りながら歌うシーンは有名です。コメディの要素も多く、華麗な歌とダンスで、楽しくて。見終わって幸せな気分になれる映画です。